『ホームレス  ニューヨークと寝た男」主演のマーク・レイ来日!

モデルであり、フォトグラファーであり、俳優としてNYで活動する“世界一スタイリッシュなホームレス”を追った話題のドキュメンタリー映画、『ホームレス ニューヨークと寝た男』が公開。

公開を記念し、主役のマーク・レイが来日して行われた舞台挨拶の模様をお届けします!

マーク:

(日本語で)オオキニ。

 

ー 初めての大阪はどうですか。

 

マーク:

観てくださってありがとうございます。

この映画は友人のトーマス・ビルテンゾーン監督と一緒に撮影しました。

私たちにはお金もなかったし、経験もまったくなかったんですけど、大きな心を持って作りました。

日本に来て、大阪の皆さんにお会いできてとても嬉しいです。

あとで山崎のサントリー工場に行くのを楽しみにしてます。(会場笑)

 

司会者からの補足。

ー さきほどラジオ番組に出演した際に

「日本でどんな仕事がしたいか」

と聞かれて、

「サントリーの広告に出たい」

とアピールしてたんです。

 

ここですかさず自己PR。

 

マーク

お酒はそこそこたしなみます。

写真を撮ることもできます。

屋上で寝ることもできます。(会場笑)

そして、お客さんの前でこうやってお話することも、だんだん慣れてきています。

 

ー 日本の印象は。

 

マーク:

大阪には新幹線で来たんですけど、とても便利で、近代的で綺麗な街という印象です。

もしニューヨークに来られたら、こういうことは一切期待しないでください。

東京のイメージは、静かで綺麗ですね。

東京の小さな街を歩いていたとき、本当に静かで、後ろから車が近づいていても気づかないくらいでした。

クラクションを鳴らすかわりに車から降りてきて、肩をトントンと叩いて

「どいてください」

と言われるんじゃないかと思うぐらいでした。(会場笑)

 

ー ニューヨークといえば、トランプさんが新大統領になりましたけれども、どう思われますか。

 

マーク:

次の質問へ。(会場笑)

ちょうど日本に来た日にトランプさんが当選したことを知り、とても残念で最悪だと思いました。

ただ、そのときにアメリカにいなかったので、直面せずにすんだことはよかったと思います。

今また日本に来ているタイミングで大統領に就任したので、今回も事実を受け止めずにすみました。

 

ここから、観客からの質問コーナー。

 

観客A:

私は青山霊園の隣の公園で野宿をしていた時期があって、つらかったんですけど、

「今が人生のどん底だから、あとは這い上がっていくだけ」

だと思ってがんばって生きてきました。

今は市議会議員をしてます。

 

マーク:

“人生のどん底”という表現は面白いですね。

私は屋上に住んでいるので、身体的なことではなく、精神的により自由です。

この映画も「ホームレスである」という現実だけではなく、多面的で一つのカテゴリーにくくることはできない、人生のいろんな意味というものを表現していると思います。

私自身もいい時もあれば悪い時もあって、そういうことが映画にも現れています。

 

観客B:

なぜ、日本で仕事を探しているんでしょうか。

 

マーク:

なぜなら、世界をまたにかけて国際的に働きたいと考えているからです。

また、日本はこの映画がオフィシャルで最初に公開された国だからです。

日本のファンの方に見てもらえて、心優しくしていただき、とても感動的でした。

たくさんの人たちに会うことができて、すばらしい環境にいます。

 

観客C:

『メン・イン・ブラック3』に出演されたとのことですが。

 

マーク:

小さな役なので、親が観ても気づかないかもしれません。

ある場面で主演のウィル・スミスが何度も同じセリフを忘れてしまい、

監督に

「もっと多く映画に出て経験を積めば、セリフを忘れないようになるんじゃないか」

と言われていたのが面白かったですね。(会場笑)

もう一人の主役であるトミー・リー・ジョーンスが、東京の街角で大きな看板に出ているのを見たんですが、

 

ー ザッツ・サントリー(会場笑)

 

マーク:

ライバルとの争いは厳しいですね。(会場笑)

 

 

ここで質問は終了し、フォトセッションへ。

マーク・レイのユーモアあふれるトークとチャーミングなキャラクターもあって、終始笑いが絶えない楽しい雰囲気の中でイベントが終了しました。

 

『ホームレス ニューヨークと寝た男』は、京都では京都シネマでただいま絶賛上映中。

作品にはユーモアがあふれ、マークのその生き方に魅了される一方、なんだか切なくなる…

人生とはなにか、幸せとはなにかということを考えさせられる作品です。公開は2月24日(金)まで。

 

映画公式サイト:

http://homme-less.jp/

京都の情報誌ゴ・バーンは株式会社精好が編集・発行・運営しています