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辻喜代治農園

【京都市南部】ツジキヨハルノウエン

  • お茶についてのお問い合わせ先 宇治市役所 市民環境部 農林茶業課 0774-20-8723


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日本を代表するお茶処「宇治」。ここで茶農家として生きる辻さんは、大臣賞を受賞する匠である。「お茶栽培を学べば学ぶほど、先人の知恵に感服します」。宇治茶の歴史は古く、鎌倉時代にまで遡る。宇治川の流れとその土壌は、まさにお茶の育成に適した土地として、長く茶栽培が続けられてきた。直射日光を避けて育てる覆い栽培も、全国で宇治にしかない栽培方法だ。この方法により、タンニンが減少し、まろやかな甘みが生まれることが、近代の研究で明らかにされた。「科学的に認められるよりもずっと昔から続けられた栽培方法は、まさに先人の知恵」。今は黒シートを使用することが主流だが、辻さんは昔ながらのよしずと藁を使用する方法を用いる。「この栽培方法は、よりまろやかな味わいへと育ちます」と微笑む。他府県では二番茶、三番茶まで摘み取り、機械を使うことが多いが、宇治では一番茶を手摘みで大切に摘み取る。先人たちが築き上げた技の数々、その味、その香り。宇治茶の真髄は、日々の努力の賜物である。「毎日の天気が違うからこそ、毎年一年生の気持ちで育てています」。謙虚な姿勢と情熱で育て上げた逸品は、誰かの心を潤していく。「美味しいのひとことが聞きたいんです。ただ、それだけです」。長い歴史のひとかけら。宇治が守り続けた伝統は今日も確かに生きている。

  • 〒611-0022 京都府宇治市白川川上り谷52-1
  • 0774-22-3494