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伝統芸能の楽しみ方

能楽堂へ行こう vol.57


鞍馬天狗 林喜右衛門

「能楽堂へ行こう」の「能楽堂」とは何ぞや? 物の本に依ると、能および狂言を専門に演じる劇場のことで、古くは能舞台と云われていました。能舞台は、もともと屋外に作られており、現在のように舞台と観客席が大きな一つの建物の中に入った「能楽堂」という形になったのは1881年。東京、芝紅葉山に建てられたものを云ったのに始まり、一般化したと云われています。発生当時の能には常設・専用の舞台はなく、演能のたびごとに組立てたり、社寺の拝殿や舞楽舞台を転用したり、もっと古くは境内の庭上に筵(むしろ)や板を敷いて舞台にしていたそうです。奈良市春日若宮御祭の後宴の能では現在も古い形式を残し、春日社の土壇形式の土舞台の上に所作台を敷いて演能が行われます。現存する最古の舞台は京都の西本願寺北能舞台(国宝)で、1581年(天正9年)建造のもの。能マニア、豊臣秀吉の演技顧問であった下間少進(しもつましょうしん)が徳川家康から拝領し、のち本願寺に移したもので、入母屋造の簡素で美しい舞台です。尚、同寺にある南能舞台は伏見城の遺構と伝えられ、現在国の重要文化財に指定されています。京都観世会では、この南能舞台で5月の降誕会で祝賀能を演能します。ぜひこの機会に観能してはいかがですか?

【 京都観世会 2020年3月1日~4月30日の催し 】

● 春の素謡と仕舞の会
3月8日(日) 11:00〜
[主な演目]
素 謡「竹生島」:浅井通昭
素 謡「忠度」:片山九郎右衛門
素 謡「隅田川」:梅若実
素 謡「鵜飼」:河村晴道
[ 入場料 ]
一般前売 4,500円
一般当日 5,500円
 学生  2,500円


● 京都観世会3月例会

3月22日(日) 11:00〜
[主な演目]
 能 「田村 替装束」:古橋正邦
狂 言「竹生島参」:野村又三郎
 能 「熊野 読次之伝 村雨留 墨次之伝」:片山九郎右衛門
 能 「鞍馬天狗」:味方 團
[ 入場料 ]
一般前売 6,000円
一般当日 6,500円
 学生  3,000円


● 京都観世会4月例会

4月26日(日) 11:00〜
[主な演目]
 能 「盛久 恐之舞」:井上裕久
狂 言「察化」:茂山七五三
 能 「誓願寺 乏佐之走」:観世銕之丞
 能 「葵上 梓之出 空之祈」:杉浦豊彦
[ 入場料 ]
一般前売 6,000円
一般当日 6,500円
 学生  3,000円

 

京都観世会館

京都市左京区岡崎円勝寺町44
お問い合わせ|tel.075-771-6114
(月曜休館日、月曜が祝日または振替休日の場合は火曜日が休館日となることがあります)
http://www.kyoto-kanze.jp/
⬛️ 地下鉄東西線「東山駅」下車 1番出口から徒歩約5分
⬛️ 京都市バス[5][100]で「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩約3分
⬛️ 京都市バス[31][46][201][203]で「東山仁王門」下車徒歩約5分