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「京都市美術館」が『京都市京セラ美術館』としてリニューアルオープン!

  過去に様々な展覧会を開催した「京都市美術館」がこの春新たに『京都市京セラ美術館』としてリニューアル。 建築家青木淳氏、西澤徹夫氏の革新的な構想に基づき、竣工当時の建築様式や外観を活かしながら現代的な機構を加えることで、清新なイメージのもと、「故」と「新」の位相が融合する、新しい美術館として生まれ変わります。 ※新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、開幕日が4月4日(土)に延期されました。 撮影:来田猛 今回は老朽化をはじめとした諸課題の解決と、本館が将来的に国の文化財に登録されることを目標に、歴史的建築を可能な限り保存したうえで、現代の美術館として求められる機能を整備しました。これにより、保存・継承・活用を同時に実現させ、世界の人々を魅了する美術館となることを目指していきます。     ◆東山キューブ

撮影:来田猛

様々な表現に対応する高機能な最新設備を備えた展示空間では、現代アートのほか、アニメーションやコミック、ファッション、建築、デザインなど、現代の文化芸術シーンを紹介します。また、屋上の「東山キューブテラス」からは、雄大な東山を望むことができます。 撮影:来田猛     ◆本館 光の広間 天の中庭 これまで使われていなかった本館内2箇所の中庭は、竣工当時の意匠を生かした多機能な大空間として生まれ変わります。 北回廊の中庭「光の広間」は2階レベルにバルコニーを設け、ガラスの大屋根をかけました。光が差し込む室内空間化したことで、レセプション・イベントの会場、特別作品の展示スペースなどとして、フレキシブルに活用することが可能となっています。 南回廊の中庭「天の中庭」は、新鮮な外の空気に触れられるオープンでリラックスした空間となり、鑑賞の合い間にリフレッシュできます 撮影:来田猛     ◆本館 南回廊 北回廊 開館以来、長く親しまれた本館は、歴史的建築の意匠を可能な限り保存しつつ、設備をアップデートして生まれ変わりました。 「南回廊」1階では、収蔵品を展示するコレクションルーム(約1,000㎡)を新設。コレクションから季節に合わせた選りすぐりの作品を展示し、京都画壇の名品などをいつでも鑑賞できます。 「南回廊」2階は、創建当初の意匠をそのままに、自然光のもと美術鑑賞ができる空間となりました。 撮影:来田猛 また、「南回廊」2階と併せて「北回廊」では、歴史と伝統を誇る重厚な美術館空間を活かし、国内外の様々な美術にふれることのできる自主企画展やメディア・他の美術館と共催する特別展、国際巡回展、美術団体による公募展などを開催します。     ◆中央ホール 本館の中心に位置する天井高16mの旧大陳列室は、地下1階メインエントランスのロビーから大階段によってつながる「中央ホール」へと大幅に機能が変わりました。 地下1階から2階への3フロアや「北回廊」と「南回廊」、「東山キューブ」や「日本庭園」を自由に往来できるハブになるとともに、バルコニーやらせん階段などが賑やかな人々の行き来を加速させます。 撮影:来田猛     ◆京セラスクエア 様々な文化・歴史資源と水や緑豊かなオープンスペースが集積した京都随一の文化・交流ゾーンである岡崎。美術館正面に誕生したスロープ状の広場「京セラスクエア」は、岡崎を訪れる人々の回遊と交流を作り出すランドスケープとして、日常的な憩いの空間となるとともに、パフォーマンス、イベントなどの屋外活動を行うことが可能で、常に人々が集い賑わう空間です。 撮影:来田猛 夜には本館のファサードがライトアップされ、歴史が積み重ねられた京都にふさわしい壮麗な風景が現れます。「京セラスクエア」全体を使った大掛かりなイベント時などでは、美術館と広場が一体となって臨場感あふれる空間となるでしょう。     ◆ガラス・リボン 「京セラスクエア」の正面、本館地下1階部分には、本リニューアル事業の一番のシンボルとも言えるファサード=「ガラス・リボン」が挿入されました。 撮影:来田猛 この透明で軽やかな流線型の意匠は、歴史的建築との美しい融合を見せるだけでなく、メインエントランスやミュージアムショップ、カフェといった美術館の内と外とを繋ぐ場として機能します。美術館内の賑わいが「ガラス・リボン」を通して岡崎のまちへと広がっていきます。     ◆ザ・トライアングル 敷地の北西の角の地下1階には、新進作家を中心に発信するスペース「ザ・トライアングル」を新設しました。 地上部分の形状が三角形であること、また、「作家・美術館・世界(鑑賞者)」の3者を結ぶ拠点となることから「ザ・トライアングル」と名付けられました。この軽やかな三角形を通して様々なアート作品がまちへと発信されます。 地上からも、地下1階からもアクセスが可能です。 撮影:来田猛     ◆日本庭園 七代目小川治兵衞が作庭に関わったとされる日本庭園。寛ぎと楽しみの場として開かれています。 撮影:来田猛     ◆桜水館 本館と同じ時期に建設された2階建の洋館。外観を生かしたまま文化的要素を有するレストラン施設に改修予定です。 撮影:来田猛     ◆ミュージアムカフェ「ENFUSE(エンフューズ)」 京都の地場の食材や手法を取り入れながらアレンジを加えたメニュー、自家焙煎コーヒーやスイーツ、クラフトなアルコールドリンクはもちろん、岡崎公園や疏水で楽しめるピクニックセット、京都の地元企業とコラボしたお土産など、朝、昼、夜と表情を変えて、アートと過ごす時間に食の魅力をプラスします。 カフェの敷地内では、ENFUSEによる“食×文化”イベントも予定しています。   ・営業時間:9:00〜21:00 ・席数:64席 ・店舗面積:約175㎡   運営:株式会社WAT 京都に生まれ育った石渡康嗣氏が代表を務める。 ディベロッパーや行政と連携しながら、街のコミュニティを育み、持続可能なまちづくりに貢献していくカフェやコミュニティスペースの開発・運営事務を行う。 石渡は、京都でも人気のサンフランシスコ発祥のクラフトチョコレート「Dandelion Chocolate」の店舗展開のサポートや、日本のオー・ド・ヴィー蒸留所「mitosaya薬草園蒸留所」への参画などの幅広い活動で、食を通じて賑わいを創出することを目指している。     ◆ミュージアムショップ「ART LAB KYOTO 展覧会グッズ、美術書籍から京都の伝統文化を楽しめる限定商品、アパレルブランドとコラボしたファッションアイテム、オリジナルグッズ、スイーツまで、豊富なラインナップを展開。 多様なジャンルのメディアレーベルを束ねるグループ連携を活かし、日常的にアート・カルチャーを様々な角度で楽しめるイベントの企画など、様々なモノ・コトをクリエイトする新しいミュージアムショップのスタイルを創り上げていきます。 ・営業時間:10:00〜19:00 ・店舗面積:約138㎡   運営:CCCアートラボ株式会社 美術出版社、銀座蔦屋書店、光村推古書院、NADiff(ナディッフ)という、メディア、ECプラットフォーム、出版社、アート書店、ミュージカルショップを営むアート分野において高い影響力を持つ4社による共同企業体。 「アートがある生活の提案」をコンセプトに、各社の持つノウハウを実践的に提案し合い、「編集」を「企画」に、「売り場」を「実践の場」に、「発信」を「交流」へと拡張するラボとして事業展開する。     《京都市京セラ美術館》 住所:〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124 開館時間:10:00〜18:00(最終入場は閉館の30分前まで) Website : https://kyotocity-kyocera.museum/ Instagram : @kyotocitykyoceramuseum YouTube : kyotocitykyoceramuseum [撮影:来田猛]  

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