映画『白い暴動』4月3日公開
音楽フェスが時代を変えた!人種差別撤廃を叫んだ若者たちの闘い。
経済破綻状態にあった1970年代のイギリス。市民が抱いていた不安と不満は、第二次世界大戦後に増加した移民たちへ転嫁されていった。街は暴力であふれかえり、黒人やアジア人が襲われた。

そのなかで、レッド・ソーンダズを中心に数人の仲間たちで発足された『ロック・アゲインスト・レイシズム(略称RAR)』は、人種や生まれによる差別の撤廃を主張し、雑誌を自費出版して抗議活動を始める。
RARの発信するメッセージはやがてザ・クラッシュをはじめ、トム・ロビンソン、スティール・パルス等の音楽と結びつき、支持されていく。
1978年4月30日、RARが決行した約10万人による大規模なデモ行進と、その終着地での音楽フェスは市民が一つになった瞬間であり、観る者の心を揺さぶる。

監督はBBCでドキュメンタリー番組を手掛けてきた「ルビカ・シャー」。
彼女自身もアジア系移民の家族に生まれ、両親が直面した人種差別について聞き興味を抱いた事で製作を決意。わずかな若者たちから始まり、時代を動かす程の運動へと拡がった若者たちの闘いに、当時の貴重なアーカイブと本人たちへのインタビュー、彼らに賛同したアーティストたちの圧巻のパフォーマンスで迫る。
映画『白い暴動』
2020年4月3日(金)より、全国順次ロードショー
4月3日(金)~ シネ・リーブル梅田 【現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館中】
4月17日(金)〜 京都みなみ会館
以降、元町映画館
★4月17日(金)より、各動画配信サービスにてレンタル開始!詳しくはこちら。

■監督/ルビカ・シャー 『Let‘s Dance: Bowie Down Under』※短編
■出演/レッド・ソーンダズ、ロジャー・ハドル、ケイト・ウェブ、ザ・クラッシュ、トム・ロビンソン、シャム69、スティール・パルス ほか
■原題/WHITE RIOT
2019/イギリス/英語/84分/カラー/ビスタ/5.1ch/
■日本語字幕/堀上香
■字幕監修/ピーター・バラカン
■後援/ブリティッシュ・カウンシル
■配給/ツイン