「お腹を空かせたい時」に観て欲しい映画3選！【京都シネマ連載】
1本目.『人生フルーツ』
©東海テレビ放送
グーグー度★★★★
<あらすじ>愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅。雑木林に囲まれた一軒の平屋に住む建築家の津端修一さんとその妻・英子さんふたりの細やかな気遣いと工夫に満ちた暮らしを綴ったドキュメンタリー。
©東海テレビ放送
70種の野菜と50種の果物をこつこつと丁寧に育てながらほぼ自給自足の生活を送るふたりの毎日はまんまジブリの世界。
©東海テレビ放送
ハモのちらし寿司、温かいビーフシチュー、何時間もかけて燻製した手作りベーコン、自家製のジャムに、とれたてのフルーツをつかったケーキやパイ…。心づくしのお料理の数々は観ているだけで幸せな気持ちになります。
©東海テレビ放送
お互いを「修たん」、「英子さん」と呼び合う90歳と87歳の夫婦の姿は本当に豊かな暮らしを教えてくれます。
©東海テレビ放送
2016/日本ドキュメンタリー映画/91分/監督：伏原健之/ナレーション：樹木希林
2本目.『南極料理人』
©2009「南極料理人」製作委員会
グーグー度★★★★★
<あらすじ>海上保安庁で勤務する主計士・西村は、陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻と娘を置いての単身赴任生活で、彼は南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任され…。
原作は、実際に南極観測隊員として南極で料理を担当していた西村淳のエッセイ「面白南極料理人」。極限状態の男8人が織りなす悲喜こもごもの飯テロ映画はとにかくお腹が空いてたまらない。フードスタイリストの飯島奈美が手がける絶品料理たちと、手間ひまかけて作った料理を食べてみんなの顔がほころぶ瞬間が本当に素晴らしい。日本から14000kmも離れた極寒の大地で孤独や閉塞感に悩まされても美味しいものを食べるとやっぱり元気になれます。
2009/日本映画/125分/監督：沖田修一/出演：堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾
3本目.『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
©2014 SOUS CHEF,LLC. ALL RIGHTS RESERVED
グーグー度★★★★
<あらすじ>一流レストランの総料理長カールは、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立し、突然店を辞めてしまう。職探しの中でマイアミに行った彼は、絶品のキューバサンドイッチと出逢い…。
©2014 SOUS CHEF,LLC. ALL RIGHTS RESERVED
「アイアンマン」シリーズ監督のジョン・ファヴローが「アイアンマン3」の監督を降板してまで撮りたかった作品は、フードトラックの移動販売をはじめた元一流レストラン料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ。
©2014 SOUS CHEF,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
ジューシーでゴージャスなキューバサンドが死ぬほどうまそう！ 誰か商品化してくれ！！ 父と息子の和解の物語でもあるこのおいしい映画を、ロバート・ダウニーJr、スカーレット・ヨハンソンというMCUのメンバーが彩ります。
©2014 SOUS CHEF,LLC. ALL RIGHTS RESERVED
PG12/Chef/2014/アメリカ映画/115分/監督：ジョン・ファブロー/出演：ジョン・ファブロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ
【近日公開】京都シネマで見て欲しい期待の新作はこちら！
『エイブのキッチンストーリー』(11/27.fri)
©2019 Spray Filmes S.A.
<あらすじ>ブルックリン生まれのエイブは、イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つ。文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることが唯一の心の拠りどころで…。
主演を飾るのはNetflixの人気シリーズ『ストレンジャー・シングス』ウィル役のノア・シュナップ。少年が料理を通じてアインデンティティ―を探し出す成長物語です。複雑な家庭環境を持つ12歳の少年エイブが世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作ることで家族を一つにしていくという筋立てがおもしろい！チーズがとろけるピザやホットドッグ、エプロン姿のシュナップのくるくる変わる多彩な表情も可愛い、カラフルでポップな食欲をそそる一品です。
PG12/Abe/2019/アメリカ・ブラジル合作映画/85分/監督：フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ/出演：ノア・シュナップ、セウ・ジョルジ、ダグマーラ・ドミンスク、アリアン・モーイエド
11月27日（金）より、京都シネマで公開！
