1. HOME
  2. イベント
  3. 7/10(土)~ 9/5(日)「フランソワ・ポンポン展 ~動物を愛した彫刻家~」@京都市京セラ美術館

7/10(土)~ 9/5(日)「フランソワ・ポンポン展 ~動物を愛した彫刻家~」@京都市京セラ美術館

 

 

アール・デコ期の偉大な彫刻家フランソワ・ポンポンの生涯と作品の魅力に迫る、国内初の回顧展が京都からスタート!

 

20世紀初頭のアール・デコ期に革新的なスタイルの動物彫刻を産み出したフランスの彫刻家フランソワ・ポンポン(François Pompon, 1855-1933)の日本初の回顧展「フランソワ・ポンポン展 ~動物を愛した彫刻家~」が、2021年7月10日(土)より『京都市京セラ美術館』(左京区)で開催されます。

 

 

動物たちの生態を詳しく観察し、極限まで細部をそぎ落としたシンプルでなめらかな造形が特徴のポンポンの彫刻は “生きる喜び” を体現しており、見る人に幸せな気持ちと微笑みをもたらしてくれます。

 

 

《シロクマ》 1923-1933年 群馬県立館林美術館蔵

 

 

本展覧会ではポンポンが彫刻家を志した初期の作品から、動物彫刻家となって名作《シロクマ》(1923-1933年)を生み出し、名声を確立するまでの作品など約90点を展示。彼の生涯と作品の魅力に存分に迫ることができます♪

 

■開催概要

日程 2021年7月10日(土)~ 9月5日(日)
場所 ●京都市京セラ美術館 本館 北回廊 2階

京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124番地

休館日 月曜日(祝日の場合は開館)
営業時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
観覧料 一般/1,800円(1,600円)

大学生・高校生/1,200円(1,000円)

小学生・中学生/800円(600円)

未就学児/無料

※( )内は前売、20名以上の団体料金

※障害者の方は本人及び介護者1名無料(要障害者手帳)

前売券 ローソンチケット(Lコード:59050)、チケットぴあ(Pコード:685-580)、イープラス、セブンチケット、ほか主要プレイガイドで販売中

【販売期間】2021年7月9日(金)23:59まで

お問合せ Tel.075-771-4334(京都市京セラ美術館)
主催 主催=京都市、関西テレビ放送、朝日新聞社 後援=京都府教育委員会、京都市教育委員会 企画協力=美術デザイン研究所 協力=群馬県立館林美術館
Web 京都市京セラ美術館 公式ホームページ

 

 

【 展覧会の見どころ 】

 

①初期作から晩年の代表作までを網羅した、日本初となるポンポンの回顧展

 

《鳩を抱くポンポン》 群馬県立館林美術館蔵

 

ポンポンが彫刻家として認められたのは、晩年の1922年、67歳の時です。サロン・ドートンヌにて長さ2.5mの大きな石膏の《シロクマ》を出品、しなやかで力強い生命感と、堂々とした安定感をもったこの作品は初めて高く評価されました。

 

 

本展は無名時代の初期作品から、評価された晩年に至るまでの作品を総合的に展示し、ポンポン作品の全貌を日本で初めて見ることのできる展覧会です。

 

 

< 展示 構成 >

 

Ⅰ: 彫刻家をめざして

 

《コゼット》 1888年 群馬県立館林美術館蔵

 

フランソワ・ポンポンは、1855年にフランス中部ブルゴーニュ地方の町ソーリューに生まれました。近郊のディジョンで美術学校に通った後、20歳でパリに出て、墓石を掘る仕事をしながら夜間学校に通います。

 

1890年から約5年間、ポンポンはロダンのもとで大理石の下彫り職人として働き、動きと生命感の表現を学びました。

 

 

Ⅱ: 動物彫刻への目覚め

 

Ⅱ-1 動物の観察

 

《牝豚と子豚たち》 1908-1929年 ディジョン美術館蔵(国立自然史博物館より寄託) © Musée des Beaux-Arts de Dijon/Michel Bourquin

 

1896年からポンポンはロダンのもとを離れ、彫刻家ルネ・ド・サン=マルソーの仕事を手伝うようになります。ポンポンは、サン=マルソーと同じパリ北西ノルマンディー地方のキュイ=サン=フィアクルという小さな村に小さな家を買い、毎夏彼の手伝いをしながら、家禽や家畜の観察の時間を多く持つようになります。

 

 

Ⅱ-2 モデルへのまなざし

 

《雄鶏》 1913-1927年 パリ、オルセー美術館蔵 © RMN-Grand Palais ( musée d’Orsay) / A. Morin / Gallimard / distributed by AMF

 

ポンポンは、知人や富裕層の注文にもこたえ、彼らの愛するこどもたちやペットの犬や鳥をモデルとした作品も作り続けました。ポンポン自身が飼っていた猫や鳩の二コラもモデルとなっています。

 

 

Ⅱ-3 なめらかな彫刻

 

《ワシミミズク》 1927-1930年 パリ、オルセー美術館蔵 © RMN-GrandPalais(muséed’Orsay) / A.Morin/Gallimard/distributedbyAMF

 

ポンポンが1906年、初めて展覧会に出品した動物彫刻は、細かな羽の表現を省略した鶏の彫刻でした。写実的な表現が主流であった従来の動物彫刻と一線を画すポンポンの作品は、最初、皮肉交じりの批評もされたものの、個人邸宅向けのブロンズが作られるようになります。

 

 

Ⅲ: ポンポンスタイルの完成

 

Ⅲ-1 《シロクマ》の誕生

 

《シロクマ》 1923-1933年 群馬県立館林美術館蔵

 

ポンポンの名前を一躍広めたのが、1922年のサロン・ドートンヌです。この展覧会に出品した長さ2.5メートルの大きな石膏の《シロクマ》が高く評価されました。その後、愛好者向けに卓上サイズの《シロクマ》を作ると、アール・デコ様式の邸宅空間に調和したことで、作品注文が一気に増えていきました。

 

 

Ⅲ-2 エキゾチックな動物

 

《ペリカン》 1924年 ディジョン美術館蔵(国立自然史博物館より寄託) © Musée des Beaux-Arts de Dijon/François Jay

 

ポンポンの制作の原点は観察にありました。動物を観察した中心的な場所は、別荘のあったノルマンディーに加え、生活の拠点であったパリの動物園でした。キリン、ペリカン、ライオンなど本国フランスでは見られないエキゾチックな動物たちをモデルとして観察し、制作に取り組みます。

 

 

Ⅲ-3 形の本質に向かって

 

《錦鶏(キンケイ)》 1933年 ディジョン美術館蔵(国立自然史博物館より寄託) © Musée des Beaux-Arts de Dijon/François Jay

 

ポンポンは20世紀初めの十数年で、革新的な動物彫刻を制作しました。特に《水上の鴨》《ハゲコウ》 は、かたちの単純化と様式化が際立っており、ポンポンの作品中でも20世紀の抽象彫刻に最も接近した作例と言えるでしょう。

 

 

 

②シロクマだけじゃない、ポンポンの動物彫刻の世界

 

《ボストン・テリヤ「トーイ」》 1931年 ソーリュー、フランソワ・ポンポン美術館蔵 © Pompon Musée Saulieu /KRISTOF

 

ポンポンは、シロクマの彫刻だけを制作していたわけではありません。自ら飼っていたペットの猫や鳩、別荘のあったノルマンディー地方の田舎で見たアヒル、ガチョウ、牛や豚、またパリの動物園で観察したキリン、カバ、ペリカンや鹿などを多数彫刻にしています。

 

 

ポンポンの観察眼、動物の特性を生かした美しいフォルムも見どころです♪

 

 

 

③ポンポンのアトリエから寄贈された作品を所蔵するディジョン美術館からの初出品

 

ポンポンゆかりの地、ディジョンにある『ディジョン美術館』が誇るコレクションの一つである、1948年にポンポンのアトリエから寄贈された貴重な作品の数々が日本で初めて展示されます!

COMING

今後のイベント | ミュージアム